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ロードエルジン ビンテージ腕時計のベルト交換

ロサンゼルスのアンティークモールで

何年も前に購入した

1950年代のロードエルジン"シェブロン"

 

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いわゆる鉄仮面のベルト部分が

10kgfだったんですが

金の純度が高いが故に扱いにくかったので

交換してみました

腕時計の解体とゆうとおっくうになる

イメージですが

なんてことはないとても簡単なので

ぜひこのブログを見本にやってみてください!

 

まず、今回行う時計、シェブロン

ベルトがつく部分いわゆる"ラグ"です

の幅をミリ単位で測ります

 

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"ラグ幅"が分かれば

あとは好きな

素材 長さ ベルト幅を

選んで新しくつけるベルトを購入します

 

今回はシェブロンの金のイメージを

崩したくなかったので

14kgf のビンテージの物を探してきました

ちなみに14kgfとは14金メッキになります

10kgfより金の純度が少なくはなるのですが

扱いやすさはやはり全然変わります

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若干ビンテージの雰囲気は変わってしまいますが選択肢があまりなかったので

これでいきます!

 

とりあえず、作業にかかるのですが

念のため交換前と並べてみましょう。。

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サイズ感なども大丈夫そうですね

 

では、解体していきます

今回、用意した道具は…

 

ツマヨウジ です

 

ざっと調べた感じ

これで充分そうでしたし

傷もつけにくい木製、

ちょうど良さそうなので

やってみます

 

まず、ラグにベルトが付いている方法ですが

伸縮する"棒"がベルト側にあります

 

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それがラグの穴にささっているので

ラグ越しの穴にツマヨウジを刺して

"棒"を伸縮させて外します

 

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ビンテージなので固かったりする物も

ありますが

慣らしてあげるように何回か

押してあげましょう

棒がしっかり縮んだら

ラグから外すのですが

物によってかなり吹っ飛ぶ物があります

今回もひとつ行方不明になりかけました。。

注意して外しましょう!

 

ラグからベルトが外れたら

ベルトの向きなどを覚えておき

反対側も同じ手順で外します。

 

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後は逆の手順で新しいものをつけて

いくのですが

ここでベルトの向きや付け方を

間違えるとわけわからなくなるので

気をつけてましょう!

 

 

ラグにつける事ができたら

外れないかしっかりチェックして

完了です!

 

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と、まぁこんな感じでかなり

作業自体は簡単で雰囲気をガラリと

変えれてしまうので

お気に入りの腕時計のイメチェンや

今回のような修理に

ぜひ、ご自分でやってみましょう!